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【イベントレポート】1/22ジャパンプレミア

生放送と爆破テロ事件が同時進行する、リアルタイム型サスペンス・エンタテインメント作『ショウタイムセブン』(2月7日公開)。1月22日に都内でジャパンプレミアが開催され、主演の阿部寛さん、共演の生見愛瑠さん、吉田鋼太郎さん、主題歌担当のPerfume(あ~ちゃんさん、かしゆかさん、のっちさん)、そして渡辺一貴監督が登壇されました。

本作の主人公で爆破テロ事件の交渉役に指名された「ショウタイム7」の元人気キャスター、折本眞之輔を演じた阿部さん。キャスター役は初挑戦となるが、「ハードルの高い役を演じながらライブ感を伝える中で、自分の演技を超える瞬間もありました」と新境地を確信し、「スタッフ・キャストの全員が一致団結した作品で、その情熱が作品に表れています」と完成に胸を張っていらっしゃいました。

爆破テロ事件に巻き込まれる「ショウタイム7」の新人アナウンサー・結城千晴役の生見さんは、そんな主演・阿部さんについて「阿部さんがいるだけで現場が締まる。信じられないくらいのセリフ量をこなしていましたし、阿部さんが凄くドアップで映るシーンもあって、こんなに顔面を耐えられる方がいらっしゃるんだと思いました。本当に迫力が凄くて勉強になりました」と最敬礼。これを受けて阿部さんは「みなさん、本編を観て確かめてください!」と受け、「過去最高のセリフ量でしたが、不思議なことにキャスターの言葉は綺麗に考えられているので、意外と覚えられて自分でもビックリしました」とセリフ覚えに苦労はなかったと明かした。

視聴率が全ての「ショウタイム7」のプロデューサー・東海林剛史役の吉田さんは「ステレオタイプなプロデューサーになりがちだと思ったので、そこに自分の個性を乗せて、どのようなキャラクターが出来上がるのかと楽しみながら演じました」と役作りを回想。撮影では渡辺監督のこだわりから長回しが多用され、NGが出ると一からやり直しと言う厳しいスタイルで進んでいったという。

これに吉田さんは「喋りまくってヘトヘトな阿部さんをお芝居に付き合わせたり、阿部さん自ら付き合ってくれたりして。とちったらその場から始めればいいのに、こだわる監督は初めからやられる。これに阿部さんは文句ひとつ言わずにやってくれました」と大絶賛。そんなヘビーな状況ゆえに、吉田さんは「アドリブ!?そういう雰囲気ではないわけです」と自身のアドリブ演技を否定するも、阿部さんは「鋼太郎さんのアドリブは上手くて、空気を止めずにやります。ご本人は『アドリブはしていない』と言っていますが…とてもありがたかったです」と吉田さんの演技力を称えられました。

渡辺監督は主演・阿部さんについて「阿部さんは毎日折本の事を考えて貪欲かつ真摯に向き合ってくれました。マンツーマンで毎日何時間も綿密にお話もしました。OKカットであっても阿部さんから『もう一回やろう!』とご提案をいただいたりして、阿部さんに引っ張ってもらいました」と舞台裏を回想。自らリテイク要求の理由について阿部さんは「主に活舌ですね。キャスターは活舌が大事ですから」と役作りへのこだわりからだと述べられました。

本作の主題歌「Human Factory – 電造人間 -」を担当し、さらに劇中にも本人役で出演するPerfume。あ~ちゃんさんは「私達が映画に出るのは14年ぶり!」と明かすと、のっちさんは「本人役なので役作りする必要なんてないはずなのに、とても緊張した私たちが見られるはずです」とまさかの予告。かしゆかさんは「現場の雰囲気が賑やかな音楽の時とは違くて…。緊張で三人とも顔がガチガチになって固まっています」と照れ笑いされていました。

さらに、のっちさんは「ハラハラしてワクワクして何回も口を押えました」と本編を観た感想を述べながら、出演場面について「なぜPerfumeが?と思われるかもしれませんが、実際に本編の出演場面を観ていただけたら『そういうことね!』と意味がわかると思います」と意味深なメッセージを発していました。

爆弾犯からの無茶な要求に翻弄される折本にちなんで、キャスト陣が阿部さんに「無茶ぶり」をリクエスト。生見さんからの「YouTubeでVlogをやって欲しい」には「ああ…いつか(笑)」と消極的な阿部さんでしたが、吉田さんからの「僕も出たいので『VIVANT』の続編制作の際にはTBSに圧力をかけて欲しいです」には「言っておきます!」と前向きなご様子。あ~ちゃんさんからの「自宅の3メートルくらいの高さのカーテンを外してほしい」という阿部さんの長身を活かした無茶ぶりには「あの…椅子の上に立ってやってみてください」と冷静に返されていました。
そんな中、かしゆかさんから「4人でPerfumeの自己紹介ができたら嬉しい」との大胆な無茶ぶりが。3人のお手本の振り付けを見た阿部さんは「断っていいですか…?」と及び腰も、最後は4人で仲良く「かしゆかです、あ~ちゃんです、のっちです」「…ひろしです」「4人合わせてPerfumeです!」とPerfume featuring.寛を完成させられていました。

最後に阿部さんは、劇場公開時まで伏せられた犯人役のキャスティングについて「お名前を聞いたときはどうやってやってくれるのだろうかとワクワクしました。今までご一緒したことはなかったけれど、犯人として色々な事を発想してくれるだろうとの期待感がありました」と述べ、「ハラハラドキドキの約1時間半の映画ですが、最後の6分間に皆さんも驚かれるはずです。ぜひ楽しみに最後までご覧ください!」と詰めかけた観客に呼び掛けられました。